ラウル少将は、第1海兵航空団副司令官として勤務した後、2023年6月に在日米軍副司令官に着任。
ラウル少将は1992年米国海軍兵学校を優秀な成績で卒業後に任官。基本術科学校を経て飛行学校を修了、F/A-18ホーネット戦闘攻撃機パイロットとして任命される。
ラウル少将は司令職として、第533海兵全天候戦闘攻撃中隊「ザ・ホークス」(VMFA(AW)-533)、第1海兵運用試験評価中隊(VMX-1)を司令。彼の指揮のもと、VMFA(AW)-533は、年間最優秀戦闘攻撃中隊として海兵隊航空協会(MCAA)主催ハンソン賞を、VMX-1はその優れた功績に対する同協会海兵隊総司令官航空賞をそれぞれ受賞した。
ラウル少将のスタッフ職としての職歴は、第225海兵全天候戦闘攻撃中隊、海兵戦闘攻撃中隊、第1海兵航空兵器戦術中隊(MAWTS-1)、第31海兵航空群、第2海兵航空団(前方)、第1海兵航空団、統合参謀本部J-8、そして海兵隊総司令部がある。将官として海兵隊総司令部通信部長を務めた。
ラウル少将は海軍戦闘機兵器学校“トップガン”、兵器戦術教官課程、海兵隊指揮幕僚課程、そして陸軍兵学校をそれぞれ修了している。
ラウル少将は、F/A-18 での3,000 時間以上を含む3,500時間の総飛行時間を有し、同機のあらゆる戦術資格と飛行指定資格を保有している。F-5、MV-22、F-35B の NATOPS(海軍航空隊飛行訓練標準化マニュアル)資格も有している。個人の功績として、勲功章(2度)、防衛功績章、功績章(2度)、個人行動賞航空章(戦闘V記章)、打撃/飛行航空章(5度)、海軍・海兵隊任務功労章(戦闘V記章を含む3度)、海軍功労章、他、多数受章している。